なんで人と話しにくいんだっけ、傾向と対策

私は「コミュニケーションが苦手」だと思っていたけどそうでもないらしいです。
周りの方々からは、コミュニケーションは取れているし、話すこともできているというフィードバックをいただきます。

しかし、人と話すのは緊張するし、MP を消費して疲れるのであまり好きではありません。
プライベートでも仕事でも、周りは良い人ばかりなのに、話す場において自分で自分を疲れさせている感覚がありました。

自分の弱みを世に晒すのは抵抗がなくはないですが、なんで人と話すのってこんなにやりにくいんだっけ、というのを自分なりに深掘って、傾向と対策を考えてみます。
対策を続けることで苦手意識がなくなれば、生きるのがだいぶ楽になりそうです。
大まかな傾向と対策は以下の3つに大別されそうです。

  1. 知識の問題
    1. 知識を増やす
    2. 経験を増やす
  2. 伝達の問題
    1. わかりやすく話す
    2. 明瞭に発声する
  3. 精神の問題
    1. ネガティブ・ケイパビリティを育む
    2. 自己開示をする
    3. 誠実に向き合う

知識を増やす

私は物事への興味関心に偏りがあって、知らないものは全く知りません。
かつ、眠った後はいろんなことを忘却しているので、特別何かに詳しいわけでもありません。
話を聞いても何も感想・質問が浮かばないとき、自分の知識が足りていないんだろうと思います。
初めて触れる概念を説明されたとき、わからなすぎて何がわからないのかわからなくなるような状態が起こっているんじゃないかと思います。

対策として、仕事に関係のある本を読んで知識をつけようとしています。
おすすめされた本は読もう。インプットがないとアウトプットできないので、自然にアウトプットできるくらいに知識を詰め込んでいきたい。

経験を増やす

私は人と話してきた経験が少ない可能性があります。会話において、私は子供の頃から聞き手に回る方が多かったです。
さらに、「コミュニケーションが苦手」という意識もあいまって人と会話するのを避ける傾向にあり、社交的な場には極力行かなかったので、会話をしてきた量が少ないのではないかと思います。

対策は、人と話す経験を積むに尽きるかと思います。
実際に、私は人と話す経験を積むために、話す機会が相当多い職場に転職しました。
仕事中はずっとペアプログラミングをしているか、チームで集まって議論をしているか、ミーティングに参加しているかなので、常に人と一緒にいて話さないといけない環境に身を置いています。
この記事を最初に執筆した2023年12月時点で、転職してからほぼ1年が経ちました。
1年間で得たものは、伝える能力の重要性と、話すことで消耗する具合の微減です。
亀の歩みかもしれませんが前進している感覚はあり、荒治療によって改善する面はあるかなと思っています。
話すことに慣れたとは言い難いですが、メンタルを負傷しないように気をつけながら引き続き経験値をためていきます。

わかりやすく話す

発言を聞き返されたり、「つまり〜ということ?」のような補助を相手にさせてしまうことがあります。
私の発言を理解しようとしてくださる周りの方々には本当に感謝なので、はじめからなるべくわかりやすく伝えたい気持ちがあります。

対策として、わかりやすく話すためにいくつかの点に気をつけます。

  • 具体的に話す
  • 正しい言葉を使う
  • 正しい文法で話す
  • 音から想像しやすい単語を使う

とはいえ、必ずしも一発で意図を伝える必要はないと思います。そんな高等テクニックは身につけられる気がしない。
一筆書きできないならデッサンのように手数を増やして伝えなければいけないことも頭に入れておきたい。

明瞭に発声する

私は小さい頃、声が小さいことを指摘されることが多かったです。大きな声を出したつもりでも、あまりに声が通らないのでしんどい思いをしていました。
声が相手に届きにくい場合、思ったことをすぐ口にするということができず、どうしても一瞬覚悟を決めてから発声することになります。
滑舌も別に良くないので、一発で聞き取ってもらえないことは多々あります。

対策としては、発声と滑舌を良くするしかないかと思います。
幸いにも、カラオケに行くのが好きになってからは発声が改善されてきて、大きい声を出せるようになりました。
ボイトレに興味があるので行ってみたい。

ネガティブ・ケイパビリティを育む

仕事をする中で、わからない状態でいることは不安になります。人から質問されたときに、「わからない」と答えるのはなんかハードルがある。
しかしながら、いくら知識を増やしても、わからないことは無くなりません。
言葉の使い方が合っているか心配ですが、ネガティブ・ケイパビリティを育んで、わからない状態に身を置けるようになりたい。

対策は、正直なところわかりません。何か思いついたら追記することにします。

自己開示をする

最近、自分の苦手意識に対して考えたり周りの方々と話したりして、話す行為の中でも特に何が苦手なのかに対する解像度が上がってきました。
私は自己開示が苦手なんだと思います。

精神の問題なので対策が難しいですが、自己開示ができるようになりそうな考え方をいくつか持っておいて、成功体験を積んで徐々にできるようになっていきたい。

  • 話さなきゃ、とは考えない
  • ただ会話の輪の中にいて、できるだけリラックスする
  • 相手の話を聞く。思ったことをなるべくそのまま言ってみる
  • 気の利いたことは言わない

誠実に向き合う

興味の偏りや偏見が少なからず自分の中にあります。
これらはどうしようもないんですが、相手の話を聞くときの態度に悪影響が出るのは避けなければなりません。

対策は以下の通り。

  • 深堀りを意識する
    • 10の話題を浅く掘るより、1の話題を深く掘った方が満足度が高い気がするため
  • 多様性を認識する
    • 自分の中に考えがあったとしても、相手の話もフラットに聞いてみる。心の中でジャッジしながら聞かない

まとめ

苦手意識をなくすために、対策をやっていくぞ。
新しい傾向と対策が見つかったら追記していきます。